こんにちは。寒い日が続きますね。熱燗が美味い時期になりました。笑
長文にしないように気をつけますが、長年この商売をやっていると「それでええんか?」と思う共演者が多くなるのは仕方ないことである。それでも自分はもっと上手くなりたいと精進しているつもりですが、人それぞれ価値観が違うように、仕事に向き合うスタンスが全く違う人もいる。
それでも人気商売だからファンがついたもの勝ちになってしまうのは否めないのだが、それにつけてもやはり素人目線でどう見えるのか分からない自分に気がついて気分が滅入ることも多々ある。
そんなわけでちょっと自分の頭の中を整理したくて書いているので、私の独り言と思って読んでください。
ブログなんてそんなもんか。笑
- 見た目の良さ
- ステージ上の振る舞い
- エネルギッシュに聞こえるか&見えるか
- お客様との距離間
やはり可愛いとかカッコいいと言うのがどの業界でも有利なのは仕方がないとは言え悔しい。それでも見せ方とか自分がどうこの業界で生きていけるかを模索している人もいるのでやはり身の丈に合った方法を探した人が生き残ってますよね。
演奏の中身が良くないのに妙にノリノリな、そしてめちゃ汗かいて頑張っている演奏者を見ていると素人はすごいと思うのだろう。
お客様を一人一人大事にしている人、この人達は本当にすごいと思う。この点だけは合点が行く。これだけはオレはできないかもと思ったりする。
一生懸命上手くなろうと頑張っていても無駄だとは思いたくない。ただ、最近SNSで垣間見たメンズ系地下アイドルの実態を表現している漫画でダンスや歌を毎日一生懸命練習している主人公に対して一番の売れっ子アイドルが揶揄している場面を見てちょっと驚きと悲しみと、妙に納得いく展開に少し落ち込んでいる自分がいる。
要は自分を磨くのでなく客を育てて行くのが売れる一番の近道と言う。
そうなんだよねぇ。ある意味ヒントはもらった気がするが・・・・
若い頃から散々仕事してきて、こんな自分の才能でも結構いい仕事貰って大抵のこの業界の仕事の経験はさせてもらっている。
とはいえ、いろんな失敗をしてきたらこその今があるのも仕方がない。年齢的なものもあるのかもしれないが人間性を見られる商売なのかと失敗を悔やんでも悔やみきれない思い出もいっぱいある。
人間性というのはどの業界でも見られるものである。演奏の中身が多少悪くてもステージ映えと人間性で選ばれてしまうという事実に向き合えるのかどうかが問題なのである。基本雇い主が音楽に素人な方が多いですからね。音楽を売るという点では意外と大切なのですがね、素人目線であれることは。
正論をかざしても何も上手くいかない事よくありますよね。人間とは所詮そういうもの。
上手ければ売れるとは限らないのです。
2流の方が実は上手く売れるというひろゆきの言葉を思い出す。1流でも3流でもダメらしい。
人間は人間に会いに来る、その何か(演奏や競技等)をやっている人間を見に来るのですよね。なんかガッカリさせられた事実。
やっと自分が演奏のクオリティに向き合って日々コツコツの積み上げているものが果たして生きて行く上で正しいのか、正直ブレてしまうような漫画の内容だった。
でも自分の才能の無さにも関わらずここまでできたのは本当に周りのお陰だと感謝している。その恩返しができるのか、それとも少しずつフェードアウトしてしまうのかはもう分からない。
自分を信じて頑張ればいいのだが、こんな年になってもこんなこと言っているのだから若手には示しがつかないよね。
さてさて、どうしたものか。
と思う今日この頃のジジイです。
読んでいただき有り難うございました。
それではまた!!!
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