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ちょっとだけ強烈なタイトルですが、短くまとめられるように頑張ります。


みなさんが学校で学んだ事だと思いますが、徳川家康以降の江戸幕府時代には庶民が豊かになると反乱しやすくなるためにギリギリまで租税をして殺さない程度までにして生かしておくのが世の平安を保てると採用した政策です。まぁ、それは正解だったよねというあの頃の話。

最近はいろんな政策を見ているとそんな感じになって来たかなと感じています。

例えば「年収1200万円の家庭には子供手当は出さない」などという話が聞こえて来ました。

庶民にして見たら年収1200万円って高所得に入るのかも知れませんが、実はそんなに高所得ではない。残念ながらその辺りの所得を得ている人ほど今は苦しくなっているのが実情なのかも知れません。

これが何もしないで資産から1200万円が湧いてくるという人はお金持ちですがね。


・12で割る月収100万円

・所得税、住民税、社会保険等いろいろ引かれて手取り75万円くらい

・これくらいの所得の人は都内でハードワークな人なので都内に家を借りるであろう
(その場合、例えば港区あたりならば子供がいると家賃月30万円近くの広さの家)

・車の維持費(車にもよるが)と駐車場代のみで5万円以上

・子供2人育てると塾代月5万円くらい

・私立の小学校、中学校月5万円くらい

・月収100万円くらいだとお父さんもお小遣い10万円くらいは欲しい
(飲み会等の付き合いはたくさんあるであろう)

・お母さんママ友との交際費5万円くらい

・管理職の会社員の部下や取引先等の冠婚葬祭が多くなり費用は結構バカにならない




これは一つの例として上げたので全ての人がそうとは限らないのですが、年収1200万円だからって実はそんなにお金貯まらないのです。

ここで言ったら怒られるかも知れませんが、私のチチッチは最高で年収1500万円で私を含め3人育て上げました。ハハッチは専業主婦です。

でもうちは貧乏だとずーっと思っていたし思わされていました。何一つ裕福な事はやっていませんでしたよ、あのバブルの時代でも。

このくらいの年収では子供がいて贅沢なんて意外と出来なのですよ。余裕がない。

だから余裕を持ちたいからこのくらいの年収の人が子供を作らないという選択が増えるわけでして。


★政策次第で悪い方向に進んでしまう



お金を持っている人がお金を払って子供を育てた方が優秀な子が育つと思っています。だから子供手当を減らすのは良くないと思っています。

逆に「年収1200万円以上の人は子供をあまり作らない方がいいよね」というメッセージとして受け止められてしまいます。



思い出したのがアメリカの国民健康保険なるもの。

あれも結局は貧困層の人たちのためにという事になってしまったがために中間層の人たちがプライベートの保険会社に大金払うのバカみたいだよね?という事で中間層から貧困層への移動がかなりあったという話を聞いたことがあります。

とても良いと思われた政策のメッセージが時として逆方向に向かうのです。

こういう政策を取っていると間違いなく中間層がいなくなり、金持ちか貧乏しかいなくなる。



国の経済発展というのは分厚い中間層があってこそなのだと本当はいろんな有識者がどんどん説いて行くべきことなのに経済界の人間すらやらない。

とにかく安い賃金で働く日本人を増やしてグローバル化での競争に勝とうという先進国として真逆な方向に走っているがゆえの凋落ぶりなのでしょう。

金持ちはもっと金持ちになりたい、中間層は頑張って働いても富裕層に上がれないから、又そういう親を見て別に金稼がなくてもいいじゃんということになってしまい、あっという間に貧富の差が拡大するという、考えてみれば誰でもわかる構図になってしまった日本です。

いや、世界の先進諸国はもうそういう方向に向かっている所が多いですけどね。

だから教育にこそもっとお金をかけなければいけないのにそうしない日本。

優秀な子がたくさん育てば将来大きく稼いで優秀な納税者になってくれるであろう人間が多くなるという可能性をただ殺しているだけです。

何もしていない日本。少子化まっしぐら。

本当は子供を増やして人口を増やさないと経済だって大きくならないのに、結局は各業界団体から献金目当てでの利益優先で政治家が少子化対策で何もできない国会が続いているという感じです。

しているという人がいたらコメントください。でも結果は毎年出ていますよね。

死亡率と出生率の差。



まぁ、政治家に超富裕層のご子息が多いですから富裕税みたいなのは無理でしょうがね。

思い出した。鳩山家がそうでしたよね。

お婆さんがブリジストンの創業者の娘で資産の利子で毎年14億円入っていたそうです。だから鳩山由紀夫元首相がお小遣いで年に2億円ほど貰っていたという。その件でもめてましたよね、国会で。

こういう家柄を超富裕層と呼びます。(笑)




経済が小さくなって行くと自分のポジション取りに勤しんでしまうという人間社会の悲しい現実。まぁ富裕層も経済が縮小すれば打撃はあるでしょうから、できる限り富裕層には新人は来てもらいたくないでしょうね。

小さくなって行くパイの取り合いですね。

政権自体がこれを意識しているかどうかわからないけど、庶民は生かさず殺さず、そして富裕層だけが悠々自適に暮らして行く社会はしばらく続きそうですね。

頑張れば富裕層になれるんだ!という希望をもう持たせない国、日本ですね。

それが平和を享受するということなのでしょうかね?



といっても私はダラダラ毎日生きているのであんまり説教じみた事言っている場合ではないですけどね。

ひろゆきさんみたいに金が湧いて来てダラダラと生きられるように何か頑張るなんて事も思ってもいません。

生産性などない人ですよ、私は。

私はただひたすら旅する流浪の音楽家です。

なんちゃって。(笑)


旅行きたいなぁ!




うまく短くまとまったかな?それではまた!!




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