濃厚接触


他国を見ていて台湾や韓国は今では新型コロナウィルスの感染を食い止めているように見受けられる現在、状況をコントロールし続ければ社会活動はある程度は可能になるであろうと彼らによって証明されようとしています。(中国の情報はどれだけ信じてよいのかわからないので)

それでも人が集まるライブハウスのようなところには「3密」と呼ばれる濃厚接触という場面が生まれてしまいます。何度聞いても嫌なキーワードなのですが、ライブハウスやコンサートはどういう形式であれば継続できるのか、無い頭を絞ってイメージしてみたいと思います。



ソーシャルディスタンスは約2メートルなわけなので、まず広い場所でないとダメですよね。テーブルも沢山置きたいでしょうけど距離はあけないといけないので入れる客数が限定されます。大体6畳くらいの広さに一つのテーブルですね。それも比較的大きなものをおけば相席でも距離が保てます。

そうなると今の東京のライブハウスは殆どがダメですね。

また換気が行き届く空間でないといけないので地下は相当空気が循環しない限りNGですね。さらに今の東京のライブハウスだと限られてしまいます。

JAZZのライブハウスについては元々がカフェ形式なので広い所ならばもしかしたら観客数を減らせば使えるのではないでしょうか。ロック系などスタンディングタイプのライブハウスは無理でしょう。

要は飛沫がかからないようにお互いのスペースを開けないといけない、または空気感染とはいいませんが換気が出来るところはさらによろしいのかと思います。演者からの感染でなく客同士の感染が問題であるることは事実として何度もニュースで発表されています。

ということはコンサートホールやドームでさえNGだと思います。とにかく人が密集してワイワイする場所はこれからしばらくはNGになるはずです。

クラシックやジャズの場合はワイワイしながら聞くものではないので、例えば距離をあけて座るようにすれば出来るのではと思います。盛り上がる系の音楽は無理でしょうね。ミュージカルとかも大丈夫です。でも客数が減るのでそこをどう帳尻を合わせるか。客単価を上げるのも一つの手です。

他の収益源である物販となると問題ですよね。

入口でカタログを配って注文販売みたいにするのも方法です。休憩中にステージで紹介するのもよいですしね。物販となると人が密集するから必ずNGになるでしょう。

というわけでソーシャルディスタンスを客席にも適用するしか方法がありません。それをワクチンや特効薬が出来て世界中に行き渡るようになるまで続けないといけなくなります。

Jazzやクラシックを演奏する私としては大きなレストランを借り切ってお客のスペースを空けてライブをやるというのがこの状況では現実的なのではと思います。しかしながらそういう場所はかなり少ないので今の時点でライブハウスと呼ばれるお店は現実的に営業は難しくなってくると予想しています。



濃厚接触させないソーシャルディスタンスを保つ換気を良くする、この3点がそろう場所でないと何らかの形でまた感染が広がる可能性があると言われるのであれば致し方ないことです。今のライブハウスはほぼ営業は無理だと思われます。

ウルトラC的なイノベーションで解決できるならばまた別ですが。

この状況が落ち着いたとしても、薬やワクチンがない以上また感染が広がらないようにコントロールしなければいけないであろうから3密を解決するか、何か突拍子もない方法で上手く運営できるのか、私も無い頭で考えていきたいと思うので、今後また新しいアイデアがあれば投稿したいと思っています。

芸術全般に対するこの苦しい環境の中での価値観の変容は長引けば長引くほどかなりのものになると考えています。それをしっかりと受け入れて自分も変わっていかなければ生きてはいけません。発想を変えて是非この状況を乗り切りたいものです。




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