さすがに私のような底辺のミュージシャンにも自粛の波が押し寄せて、それでも嫌ではあったのだが何とか自分が続けてきた仕事がこう言う緊急事態の時に「セーフティーネット」という訳ではないが何とか食いつなげる糧になったのは、いろいろなニュースや情報を見ると自分はそれほど間違っていなかったのかな?と思ってはいます。

その中でも自分の反省するべきところは反省して、自分が出来る事、自分が楽しいと思える事、持続できる事を追求してなおかつ自分が関わってきた多くの人のためになるような、こう言う時だからこそ新しい価値観を見つけて行く事を念頭に空いている時間を無駄にしないように動こうとはしています。

特に私が最近読んだ本に感化されたと言う訳でなく、実はそうだよね!と思えた本にまた出会えたので、自分のこれまでを振り返って反省しなければいけないと思うところは反省して直して行くつもりでいます。

多くのエンターテインメントの仕事がキャンセルになってしまったこのご時世、特にフリーランスのミュージシャンは大変な思いをしていると思います。大きな仕事になればなるほど政府からの要請の元、自粛に流れるコンサート、イベントは数多くあります。

ここはまた私が運がよかったのかもしれないのですが、3月は元々暇でした。(笑)まぁ自分一人が生きるくらいの稼ぎだけの仕事しかなかったというのが本当の話です。

元々の食えるか食えないかの話なのですが、実は去年のヨーロッパ滞在の時に知り合ったミュージシャン、多分アメリカでは有名な方なのかも知れない方だったのですが、彼が日本の有名ジャズミュージシャンを知っていて、その日本人ミュージシャン曰く日本ではもうジャズの「演奏」だけでは生きていけないという話をしていて、でも私はその話を聞いた時には軽く否定しましたけどね。(笑)何故かと言うと、それは生活のレベル次第なのでお金をたくさん消費しないと生きていけない人にとっては難しいかも知れませんが、生活レベルを上げずに物欲も必要ない私にとっては演奏だけで食えていると言うのが実情です。

なんかいろいろな誘惑にかられたり、物欲主義になると生活は難しくなりますよね。なんて言うか、周りの状況に左右されて「隣の芝生は青い」みたいな気分になるのは致し方ないと思います。ミュージシャンという特別なステータスを得るとそれ相応に生活を上げたくなるでしょうから。見た目で仕事が来るという事はままありますから。

しかしながら家族が出来てしまって、特にお子さんがいるミュージシャンの家庭は本当に大変だと思います。そういう人たちは正直尊敬に値することだと私は思っています。

私は独り身です。(笑)

身の丈にあったお金の使い方をしていれば演奏だけでも今まで殆ど問題なかったのです。私ももし家族がいたらこんな生活は出来なかったと思いますよ、本当に。自分が選んだ道なので良いこともあれば悪いこともあります。家族形態や生活形態に正解はないので。




それと私の心情の事なのですが、とある本を読んで「あ!そうだよね!」ってすっかり忘れていた事を思い出させてくれた事。

「未来を考えるより、その今の瞬間に集中すること」
「感謝」
「お金は使えば入ってくる」
「引き寄せの法則」

まぁ、ちょっと自己啓発っぽくて書いてみて嫌になりましたが。(苦笑)でもこれは自分でもうすでに経験して知っていた事なのですが、本当に目先の未来の事や先々の「卑しい」お金を作る事をやっていた自分には本当に反省しないといけないと思います。今考えると本当にその事を考えて行動し始めてから人生の流れが変わってしまったと言えるのだと、この暇な時間を使って考え、思い出して冷静に見つめ直して反省しています。

つまり必要な時に必要なものが来る。そういうシンプルな事をすっかり忘れていました。欲張っていた自分が情けない。

だからこの余った時間でもっと自分の「今」に集中する事にエネルギーを傾けて、そしてこの私が携わった業界に恩返しができる何か良き行動を起こしていけたら、最終的には人生を終える前にこれが出来たら本望だと思っています。今まで自分本位すぎていた事を改められるように行動する事にしています。

特にアドラー心理学には昔から傾倒していたはずなのに、すっかり忘れていた自分が情けなく思っています。





この時期、否定的なネガティブな情報が蔓延しています。私も実は6月18日からまた一ヶ月ヨーロッパに滞在予定にしていますが、ついにフランスも飲食店やクラブなどは閉鎖されている模様です。彼らが今後どう動くのか注視したいと思います。6月くらいには何とかなればいいのですがね。

日本の、東京および近県のライブハウスは稼働しているようです。ただ、アーティストの中には中止された方もいらっしゃいます。

それでも時間とともに新型コロナウィルスがどう言うものなのか見えてきているので、人々がどう言う風にすれば良いのかわかってきている事を願っています。日本は結構世界では叩かれていましたが、現状では良くやっていると思われている方向に変わってきています。イタリア、スペイン、フランスのあまりにも早い速度でウィルスが蔓延しているのを見て、これは生活習慣の違いが如実に出ているのだと素人目から見てもわかりますが、日本の場合は検査していないから他国との比較はできないです。日本は医療キャパシティを確保することを念頭に置いているのかもしれません。ウィルスに感染している場合は入院にせざる負えないですからね、「陽性ですね、では自宅で療養してください」と言われて公共機関使って帰られては本末転倒ですからね。(笑)

人と人との距離感が近いのですよね、欧米は。握手、抱擁、キス、そして宗教集会ですよね。日本以上に人が集まっておしゃべりしたいという国民性があだになっていると見ても差し支えないと思います。それに比べれば人の距離感が結構ある日本人はラッキーだったのではと思いますよ。

こんな状況なので、逆にインフルエンザの蔓延が相当防がれている話を聞くと「そうだよね、何で今までやんなかったの?」と皆さんも考える節はあるのではないでしょうか?

手洗いですね。それを頻繁にやることしかウィルスから今は身を守る事は出来ない。もちろん、体調を整えるのは当たり前。良く寝て、良く食べて、良く動く。精神的なストレスから身を守ることも免疫効果を高めるには大事。そして、飛沫感染させないようにマスク。自分がかからないようにするためでなく、自分がするくしゃみや咳を外に飛ばさないために。

実は健康なだけで意外と人間ってハッピーになれるのに人というのは欲望の生き物だし、またそれを引き出すためのあらゆる広告に乗せられる人間を見て「これじゃ、人間は苦労するよね」と感じます。

私はもう9年前にTVは捨てました。

ダダ流れの情報には左右はされなくなりましたが、ネットの情報や広告にまんまとやられています。(笑)検索したり、調べたりしていると上手く感知されて「こんなの欲しくないの?」なんてやられて買ってしまうこともままあります。(笑)

でもこれからはそういうことでなく、1日1日を大事にして集中して自分がやりたい事に邁進しようと思います。人生の残り時間も少ないので。

こんな話なんて、君は呑気だなと思われる方も多いはず。すでに大変な事になっている方々がいることも承知しています。それでも人は生きて行かないといけないという事からは逃げる事は出来ないのだから、この時こそみんなで考えて何か行動できる事を、そしてそれが未来に光を当てる事ができればさらに嬉しいではないですか。私は切に願っていますし、まずは自分がしっかり集中しようと思います。

みなさんにはこの時期が最悪でなく、何かの励みになって人生の肥やしにして飛躍できる事を願っています。ピンチはチャンス!!そう思えて欲しいです。

それではまた!!




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