アラフィフ「お一人様」気ままな人生 〜 的なBLOG

旅行日記、自分の仕事で学んだ事、お気楽人生観、その他いろいろ

2020年10月

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コロナ禍になって半年以上経ちました。一時は収束したかと思われたものですが、東京もじわじわと感染者が増えてきていて、ヨーロッパにおいては第二波到来とも言わんばかりの状況が始まっています。

まだ暫くはヨーロッパ旅行できないかぁと思うと悲しくなりますが。 

エンターテインメント、又は芸術業界の末席に居場所を構えて長い事見てきた私にとって今回のパンデミックはまるで戦争になったかのような様相に見えていました。

そして音楽とは平和裡の中でしか享受できないものだと長年思っていた事が現実となって目の前に現れているということです。

最初の一時期はほぼほぼロックダウンのような状況な街並みでしたが、それでも様々な給付金によって人はある意味救われたと思っています。もちろん恩恵を受けられなくて苦しんでいる方もいたことは大変心苦しく残念だと思います。日本の民主主義、システムの限界を見せつけられました。

それでも国は頑張っていたと思います。特に地方公務員の方々は本当に頑張ってくれていたと思います。私も相談に役所に訪れましたが、相談してよかったと本当に思いました。

しかしながら、自粛期間も終わり経済活動が徐々に再開され始めると自殺者が増えてきました。

今回は特に女性、子供が多いという。

国内の自殺者が前年比3カ月連続増、女性と子供で顕著-コロナ影響か


私は情報からでしか判断できないので間違っていたら指摘してもらいたいのですが、やはりお金の不安、それは雇用不安としか思えないですよね。子供に関しては「遊ぶ」という事が大切だと自分の経験から感じており、それができない世の中になると不安や辛さが増大するのは明らかだと思います。

自分なりに「遊ぶ」手段を持っている人、家で個人で楽しめる子供だったら何も問題ないですが子供は「遊ぶ」というコミュニケーションの中で育っていくのであるから、それができないと抑圧を感じます。

もちろんそれだけでなく、親の境遇から「死にたい」と思う子供もいると思います。親が悲しんでいるときは子供も悲しくなりますよね。小さいお子さんは親と一心同体です。

私はベーシックインカム賛成派です。それは前のどこかの投稿でも言いました。

働かなくても、働けなくても最低限の生活は保証できる、そんな社会がこれからの人間社会の中では最高位の仕組みだと思っています。



日本は先進諸国の中でも唯一「サービス残業」などとわけがわからないものが存在していて、そして実質賃金が下降している国です。

政治も企業の意向を重視する傾向が多く、なぜかというと企業献金があるからという事。労働者が弱い国なので仕方がないのです。

日本ももっとデモをやればいいのにと思います。

しかし「人に迷惑をかけてはいけない」と私も含め小さい頃から教育されてきたものにとっては、それがデモをやりにくくさせている大きな要因と考えれば、日本の教育はまさに企業にとっては都合の良いものになっています。

企業が政治家に都合の良い労働者を作る様な教育を求め、政治家はそれに応える。国家公務員は今の教育システムでトップになった人たちばかりだから今の教育システムを変えるつもりもない。そして法律で非正規雇用を容認して安い賃金で働く人を増やす。実質賃金は一向に上がらずにデフレデフレと騒ぐ政治家。無理やりお金そのものを増やしてインフレにしようと株式などにお金をつっこんでは株価だけ維持されて一向にインフレにならない日本。

バカじゃないの?って思うのは私だけでしょうか?金持ちだけが金を使いまくってもインフレにはならんのですよ。だから今の日本は高価なものと安価なものの差が激しい。真ん中がない。

いつのまにか自分さえ良ければいいというエリートたちが国の運営をしている日本になっちまいました。

そんな国な訳だからこういうパンデミックになったら自殺者は増えると自粛期間中に私はどこかで投稿しています。

自粛期間中は自殺者が少なかった。それは皆が同じ境遇で、その中で給付金を受けられるというものが心の不安を改善してくれたのです。たった10万円でもお金の力は強かったです。

ところが経済を動かし始めたところで企業や会社の倒産や首切りが始まるが国はその点では為すすべもなく(企業寄りの政治家ばかりだから)、労働者よりフリーランサー、特にエンタメ&芸術分野の人間の方が恩恵を受けている部分も多くあり(働かなくてもいいというコンセンサスを持っている)、生活保護の申請もしやすい心理的状況を考えれば、貧困層の労働者をもっと救うべく対策をしないとこれからもっと死ぬ人増えますよ。働かなければと焦らせれば死ぬ人が増えますよ、この状況下では。

「お金」というのがどれだけ人の不安を解消してくれるのか今回のことで身を以て知るべきです。たまに経済を回さないといけないと声高にいう、お金を使わないとお金が回ってこないんだという輩がいるが、それは苦しんでいる人には何の希望の言葉にもなりません。

お金持ちが金を回さないといけないのにそういう人たちすらこの状況で不安だから使わないで溜め込んでおくという。

でもそういう人たちに限って不動産や株、金融関係にはお金を注ぐ。金を増やすのに躍起になる。結構都内の不動産は今も高値で買われているそうです。

自分さえ良ければということなのです。

そういう事が今回の中で分かってきてどれだけ多くの人が自分の身は自分で守らないといけないのかつくづく身にしみて感じているのではないでしょうか。利用できるものはどんどん利用してやろうと思う。(生活保護はどんどん利用した方がいいと思います)

そしてその様な人がもっと増えて、スレた社会に変わっていくでしょう、日本は。

日本はいつ気づくのでしょうね。サバイバルゲームな社会にしてはいけないと思っている私です。意識高い系の人たちは経済の話ばかりしていますけど、それがどれだけサバイバルゲームになっているのか気が付いていない。


人間が人間である限り、こういうことは続くのだとは思いますけどね。



最近思ったことを吐いてみました。それではまた!!





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double-bass



昨日は寒かったですね。久しぶりに冬支度で外にでましたよ。でも今日は何とか持ちそうですね。

最近は腰の調子が悪くて、どうしたものか悩んでいます。天気のせいもあるのかも知れませんが、弾き方にも問題あるのかなぁと。

今回第7回目ですが、これは前にも書いたものの補足になります。クラシックとジャズではちょっと音楽の仕組みが違うので、今回はジャズやポップスでずーっと長い間伴奏しないといけない状況での話です。



左手なのですが、弾いていて親指が辛い時ありませんか?

握るという形での弾き方は良くないですよ!と私はレッスンで日頃言っているのですが、それを解決する方法としては肘の使い方が大切です。肘を張って肩から肘、肘から手首の部分を出来るだけたためる形で弾くと親指に負担がかからなくなります。



(追記 '20 Oct. 27)
だからと言って肘自体を頑張って上に上げる必要もないです。大切なのは肘から人差し指までのラインが一定で平行移動させながら手は指板を上下する動きができれば良いです(ハイポジション以前の話)。背筋、肩甲骨、二の腕、肘、指という力の分散とバランスができれば長時間のウォーキングベースも苦にならないです。最終的に足も連動するので足も疲れます。



しかし肘(2の腕側の肘)に力が入るので肘がちょっと辛いですが。(苦笑)

でもその方が長い間続けて弾けます。特にテンポの早い曲とかは。

出来るだけ指の力を使わずに弾く方法としてはそれがベストなのかなと思っています。折り畳んで弾くためにはネックの位置がもっと体寄りになって視野に入りにくい所まで持っていく。体を前かがみにすると腰を痛めますから楽器の高さを合わせて体に傾ける方向で調整すると良いです。

基本的に指板見て弾かないですからね、コントラバスは。

腕の重みで弦を押さえられればベストですね。指、手首にはある程度余裕を持たせないとビブラートすらかけられませんから。


というわけでお試しあれ。それではまた!!




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森
はむぱんさんによる写真ACからの写真 )




先日NYにいる知人であり素晴らしい音楽家である方がほぼリンチのような形で襲われた。命に別状はなかったのだが、このコロナ禍で想像するにやはりアジア人に対する差別の感情からなのかもしれないと勘ぐるのは私だけでしょうか。ニュースとして上がってこないコロナ禍差別事件は実はかなり多いのではと思っているのですが。

本当に悲しい事件であるが、世の中広く目をやっているとそのような事件は沢山ある。そのコロナ禍以前にも。私もNYに住んでいたのだが、今のNYよりは治安は相当悪かったので今のNYの状況は噂でしか知らないのだが治安は良くなっているはずだと思っている。私は20年以上行っていないのだが、知人が再び訪れた印象はもう観光地化しているという話だった。つまり安全だと言う事なのだと思った。

その中での事件なのだから「安全」ではないのか?と改めて考えると、人間など「知っている」という事はどれだけ役に立つのであろうかと悩ませられるである。

本物の知というのは経験から得るものであるべきであると思っている。普通はそうであろう。ある一部の人はそれを物事を本などで得たものをあたかも自分が経験したものとして吸収してしまう。そういう輩を天才と呼ぶのだろう。

しかし情報過多の現在に置いて、本当の経験から知る事は果たしてどれくらいあるのだろうと思いませんか?

・・・・・・

話が逸れて失礼しました。情報はできる限り自分に近い人や物からの発信源が頼りになるが最終的にはそれが全て正しいということでもないという事で締めます。残念ながら正解を出せなくて、ご勘弁を。




気を取り直してタイトルの回収をしますが、世の中には本当に理不尽な事が多い。差別も然り。それを何とか解決してく事を繰り返していく事が人間社会で生きるという意味なのだと思う。

特にSNSが発達した世の中で多くの事件があり、それをテレビや新聞でない媒体で知ることになり、そこに沢山の人間の感情が群がる。でも事件に遭遇した当事者が一番辛いのである。そこに群がる野次馬が多すぎて最近はSNSを見る機会が随分と減った。

でも自分の近い人が大変な事件に遭遇するとそれは辛いし助けたいし自分も気をつけないといけないと身を引き締める思いにもなる。そういうことは知っておくべきだと思う。

でも果たして自分より遠い事柄をすべて細かに知るという事が本当に良い事なのかどうか最近疑問に思う。知らなくてもいいのでは?と思うことも多い。得に最近流行っている不倫バッシング。

とにかく情報が多すぎてウンザリしている。



また話が逸れた。

若者に社会人に出るための心構えとして「世の中は理不尽があるという事を覚えておく事。理不尽なこともグッと飲み込んで生きていくのが人生だ」ということもある。

もちろん理不尽に戦う人もいる。それは是非頑張ってもらいたいと思う。しかし理不尽にも大小あって社会人になれば感じることは沢山出てくる。社会を知るには理不尽に出会うと良いかもしれない。

それを乗り越えていくのが人生。しかし本当に大変な事件に陥って困窮している方々は世界に沢山いる。本当に人間社会は理不尽なのである。

でも世界中の人間がそれを乗り越えて生きていることに過去も現在も未来も変わらないであろう。

だからお互い助け合って生きていくのである。それが人間社会なのである。



このコロナ禍では生きる不安から人間の醜さがさらに露呈している感じがする。特に民族、人種、国家間。

憎しみ合うのは簡単である。しかしそれでは何も解決にはならないのである。

こういう時こそグッと感情は堪え、どうやって生きていけば良いか真剣に考えるべきであろう。そして平和というのがどれだけ素晴らしいのかという事を必死に考えて理解するべきであろう。

困っているのはあなただけではないという事も知らないといけない。

他人に対するいろいろな嫌悪感が生まれる理由もわからなくないが、そういう時こそグッと堪えるのである。

世の中に理不尽がある事を知ろう。それを知らない輩が多くなったからなのかもしれない、やたらノイズが沢山増えた理由は。

SNSという誰でもリーチ出来て発信できる媒体が生まれたからではあるのだが。これも世の中の発展には通らないといけない宿命なのでしょうか。


私はコツコツと自分のできる事をやるだけです。


それではまた!!




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少子高齢化
(パンダの中のパンダさんによる写真ACからの写真)                            



日本の未来のことを考えると若い人たちに投資するのが本当は普通なのであるが、現実としては超高齢化社会の日本では民主主義という手続きからそのようには行ってませんよね?というお話です。

実は今年の4月の厚生労働省から出ている人口推計を見ていて、計算して驚いたことに日本人の40歳以上の割合が6割以上に達しているということに驚愕した私なのでした。

ちなみに20歳から39歳の人口は2割。もちろん今は選挙権は18歳からあるわけなのだが、それでもほんの少し率が上がるだけ。



厚生労働省人口推計2020年9月報



つまり投票で18歳から39歳の人が全員投票にいってこの党だ!と仮に同じ党に投票したとしても少なくともの40歳以上の方々が2割以上違う党に入れれば服されることとなる。

40歳以上の方が4割も投票にいけばほぼ間違いなく39歳以下の投票など簡単に覆せると言うことなのだろう。

直近の衆院選投票率の年代別だと30代までが4割くらい、40代以上は平均5割以上、60代にいたっては7割以上である。



総務省年代別投票率



人口2割の投票率4割、人口6割の投票率が5割。0.8対3という40歳というところを境にして計算するとこのようになる。(私は若者の定義は40歳未満だと思っています)

この状況で例えば39歳以下の人が全員投票に行っても2対3なのである。

日本のこの状況を知って政治家が若者の方に向かない理由は至極当然なのである。

と言うわけで社会保障費にこれからももっとお金をかける方向はしばらくは変わらないと思います。少子化問題も含めて若者に対する政策はこれからも縮小していく可能性は大ですね。

残念な国、日本だと私は思います。未来を考えるならばもっと少子化対策、教育に目を向けて対策するべきです。

しかし現実としてはそれはないであろうということで残念と思っています。

それならば高福祉社会になるのかといえばどうなのでしょう?でも政治家は高齢者の投票を当てにするであるからこれから暫くは社会保障費は伸ばすのではと思っているので悲観はしていないのですが、若者が可哀想で。

この状況だと若者の意見が通らない社会になってしまっている。若者たちは政治には「何も期待できない」という言葉が出てきても日本では普通ということですね。




現実を知ってもらいたいだけで今回は書いてみました。これを踏まえても踏まえなくてもどう生きていくかは人それぞれなので。

私は私のできること、やりたいことをやるだけです。そこに幸せを感じるから。

でした。


追伸:若者に投票に行こう!という政治家(特に与党)はちょっと嘘つきじゃないの?と思っている私です。


それではまた!!






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